自己啓発

  ありがたいことに仕事をあまりしなくても生活出来ていた。感覚的には半分以上は人並みに働いたことはない。これは自分がそうなりたい、ただしもう少し歳を取ってからのつもりだったが、と思っていた結果なのかもしれない。望んでなったわけではなく、周りの友人が優しかったからだと今では感謝している。一生恩に着る。

 そのお陰で書物もたくさん読み、そもそも幼稚園ぐらいから日曜日はサンデーモーニングを見るような子供だった為、経済や政治には詳しかった。今は興味を失い、子供の頃の方が詳しかったかもしれない。政治経済という科目があったが履修経験なく模試で80以上をスコアした。英語は偏差値30台だった。当時は祖父と母親が嫌いで彼らが家で話すのが嫌いだった為。あとは幼少期に勉強してないのでその後勉強してなかった為だろう。

 話を戻すと自己啓発の本も相当読んだ。結論はどれだけ強く願うかとその結果、どう幸せになるかまでセットで考えることが重要だ。あとは他者への貢献もセットで書かれているのが多いがそこは後付けだ。世の中の成功者は性格が悪い人が本当に多い。業種にもよるがどれだけ強欲なのかで経済的な成功は決まる。これは間違いない。なぜなら同じ仕事をしても他の人より多く利益を取ろうとするから。それが会社だろ。だから成功する。そこから幸せかどうかはその人が本当に経済的以外の幸せに強欲になれるかどうか。多くは女に走る。昔は手が出なかった若いホステスに走るのだ。彼女達も上手で男をコントロール支配する。だが世の中女が男をコントロールする方がうまく行く。

だから強欲な男の面倒など一般人には務まらないので世界は上手く出来ている。その結果生まれた子が良い子かどうかは両親の良心次第。大体ダメだから教育と友人でフォローされるように私立に入るべきだ。公立なんか行かせたらモンスターペアレント確定。

 またまた話がずれてきてる。自己啓発はその当たり前の現象を科学的、スピリチュアル的に解説を頑張ってしてくれている。だが欠けているのは何故そのような機能が必要なのかである。今の世界は誰かの想像の上に出来ているものだ。平和な日本は戦時中の人たちの思い、もっというと明治維新で亡くなった人の思いの結晶である。

 世界もそうだ。争いは起きるが金や権威などの一部の人間の強欲さが招くものである。大方の世界は平和である。世界はいずれ一つにまとまる。その過程で過去も今もこれからも争いは続くだろう。角々しい石が川の上流から下流へと流れ着くと丸くなるように世界もいずれ丸くなる。その流れを早める為に何をすべきかそんなことを日々考えている。

 もう一度戻すと自己啓発、世界を良くする為に出来ている。その役に立つ人間が社会的に評価され富と地位を与えられる。これは世界全体の知恵なのだ。競争の原理を活用した知恵なのだ。人類は永遠に何が全体を良くするのか実験しているようなものだ。そしてそれは勝った方が正しかったとの結論に至る。私が生きているうちにこの実験を終わらせてみせよう。